ガムシャラに働いていたら思わぬ時給UPに繋がった話。
今日はバイトで人が足りていない状態にあり、10時まで1人で仕事をやらざるを得ない状況でした。
だから僕は後ろになるべく負担をかけまいと、他のメンバーが来る間の1時間歩きまわりました。
人が足りていない事はどうしようもない状況で、何を言っていても人が急に増えるわけではないので、僕はそんな事も考えずひたすら仕事に励みました。
落ち着いた時間になり、社員の方に「今日よく頑張っとったな、飲みもんでも買ってこい。」とお小遣いをもらいました。
その時「!?」って顔をしていたと思います(笑)
全くその気がなかったから。
哲学者のイマヌエル・カントの言葉に「〇〇せよ」や「汝、〇〇せよ」という言葉があります。
これは「定言命法」という道徳法則に関連したもので、道徳法則は「目的を達成するための手段」ではなく、「目的そのものでなくてはならない」とカントが考えたものです。
道徳は「〇〇したければ、〇〇せよ」ではなく「〇〇せよ」と定言命法で表現できるはず、と言う。
カントは道徳に理由も結果も重要ではないと考えました。
ご褒美がもらえるから親切にする。×
親切にした結果、相手が喜ぶから親切にする。×
ではないと言っているのだと思います。
僕は今回無意識のうちに命令され、行動をした。
つまり、見返りを求めてはならない、ひたすら相手にギブする。
「give and take 」という言葉がよく使われますが、この場合違います。
「give and give and give 」です。
ギブして、ギブして、そしてもう一回ギブする。
この心がけ、そして無意識のうちに出来るようになる頃にはみんなカントになっていると思います(笑)
哲学用語図鑑 田中正人 より一部抜粋